サイトでの小話の収納場所です。企画と平行してUPしていきます。
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企画目次
小話目次
ここでは、企画部屋にあるお題のコンプリート、及び日記に掲載していた小話を収納する場所です。
全て掲載時のままで載せておりますので、至らない文章もあるとは思いますが、楽しんで頂けると光栄です。
尚この目次はPCからのお客様が見やすいように作った物ですので、携帯ではカテゴリーからの方が面倒がかからないと思います。
小話目次(掲載順)
ガ清:会話形式/極短
大人ガ清:魔界/短/一人称
大人ガ清:短/ちょいエロ
フォル清:攻視点/甘
ゼオ清:魔界/攻視点/シリアス
大人ガ清:魔界/攻一人称/暗/BADENDルート
大人ガ清:魔界/暗/BADENDルート
フォル清:短/一人称/バカップル
ゼオ清:魔界/攻視点/シリアス/BADENDルート
大人ガ清:魔界/暗/BADENDルート/01
大人ガ清:魔界/暗/BADENDルート/02
ガ+ゼオ:魔界/暗/BADENDルート
デュ清:一人称/日常/ほのぼの
大人ガ清:ちょいエロ/暗/短/BADENDルート
大人ガ清:攻視点/暗/BADENDルート
ゼオ清:魔界/攻視点/暗/BADENDルート
山清:青春/日常/バカップル
大人ガ清:魔界/攻視点/暗/BADENDルート
大人ガ清:魔界/短/甘味過多
デュ清:日常/ほのぼの/甘
大人ゼオ清:魔界/暗/壊/悲
ガ清:日常/短/ほのぼの
大人ガ清:魔界/攻視点/死/暗/アナザエンド
大人ガ清:魔界/甘?/コメディ/俺設定
デュ清:パラレル/龍の化身×村の少年
大人ガ清:パラレル/17歳退魔師×森主の猫又
大人ガ清:パラレル/大学生×店員/マニアック?
ガ清:日常/子供思考/ガ←→清?
大人ガ清:魔界/ほのぼの/懐古
大人ゼオ清:魔界/攻視点/切な/片思い
大人ゼオ清:パラレル/逃亡者神官×神子/howlingbird
大人ゼオ清:パラレル/逃亡者神官×神子/howlingbird-02
ガ清:パロディ/李も桃も/シモネタ注意/設定改変
大人ゼオ清:パラレル/逃亡者神官×神子/howlingbird-03
大人ガ清:魔界/ちょいエロ/暗/病み系
ゼオ清:謎時間軸/ほのぼの?/ラブラブ?
ガ清:記憶/暗/独白系/黒ガッシュ
ガ清:日常/極短/ほのぼの
企画目次
山清:青春/日常/子悪魔的清麿?
ナゾ清:ほのぼの/甘…?/コメディ
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寝る前の内緒話
---------------
「清麿」
「ん?」
「今日はの、沢山遊んだのだ!」
「そうか」
「バルカンと砂場でトンネルを作ったり、池で魚を探したり」
「うん」
「ワイフと鬼ごっこもしたのだ!」
「へぇ~」
「でも途中でナオミちゃんに追っかけられてのぅ…まいったのだ!」
「ははは。大変だったな」
「全くなのだ!でもなんとか逃げ切れたのだ。」
「お、やるじゃん」
「毎回毎回追っかけられて、泣いてる訳にもいかないからのぅ」
「………」
「清麿?」
「ガッシュも成長してるんだな」
「ウヌ!」
「さあ、もう寝ねるぞ」
「ウヌ!明日も、もっともっと成長するのだ!」
「ああ。」
「ガッシュ、お休み」
「お休み、清麿」
(2006/05/17)
無題
----------
バカな奴がいるんだ
「清麿~」
とうに知り尽くした声が後ろから近寄ってくる。
嬉しそうに俺の名前を呼んで、何が楽しいのか足音を弾ませてくる。
俺はその声を聞きながら、知らぬ振りをしていた。
「清麿、ここにいたのか」
幼い声はもう立派な青年の声に成長していて。
「仕事は終わったのか」
棘のついた口調でそう問うと、珍しく自信満々な答えが帰って来た。
「勿論!全部終わらせて来た」
そう言われ、背中から抱き締められた。
冷えた体に、暖かい体温が流れ込んでくる。心地良い。
けれどそれを感づかれたくなくて、俺はまた問いかけた。
「じゃあ戦闘訓練は。」
「私はやらずとも強い。清麿も知っておろう」
…そう。
こいつは…誰よりも強く、気高く、勇敢で…優しい王。
誰よりも愛されて、尊敬されて、崇められる魔界の覇者。
……俺が隣にいる事など、きっとおこがましいであろう、貴き王者なのだ。
なのに
「清麿、散歩に行こう!」
「はぁ!?何でだよ。もうすぐ日が暮れるだろ?」
「だから行くのだ!幼い頃、魔界で一番星が見える場所を思い出してのぅ。隠れ家…とでも言うか…。それを清麿に見せたいのだ!」
ほら
なのに、こいつは俺をそばに置く
「いいよ…それよりティオとか連れて行ってやれよ」
苦し紛れにそう言うと、少し怒ったような声が聞こえてきた。
「私は、清麿だから連れて行くのだ。余人には、秘密の場所など教えたくない。私は清麿だけに……見せたいのだ」
「……ばか」
どうしてお前は、そんなセリフ言うのかな
「清麿、散歩に行こう」
そんなセリフ言われたら
拒めなくなっちまうじゃないか
「清麿。」
「…ああ」
俺は控えめにそう呟くと、抱き締めているガッシュの腕に手を沿わせた。
ホントバカなんだ
王様のくせに
俺なんかが一番大事で、
いつもはしゃっきりしてるクセに
俺の事になるとすぐバカになる。
本当にバカ
でも……
だから
俺はガッシュから離れられないんだろうな
だって、
別れて今以上にバカになったら、心配だから
俺もある意味
バカなのかな…
(2006/05/18)
意地悪ハニー
-----------
「好きなのだ清麿」
その体を寄せ、首筋に口付ける。
白いその肌についた赤い後が、確かに自分を興奮させた。
「ん……」
ゆっくりと首筋から肩へ顔を落として、鎖骨へ舌を這わせると、かすかな反応が返ってきた。
「ガッ…シュ」
切なげに名前を呼ばれ、胸が高鳴る。
これほど興奮するのは、清麿といる時だけだった。
名前を呼ぶ声が心地いい。
いつもはまともに名前さえ呼んでくれないのに、この時だけは、清麿は自分の名前だけを口にしてくれた。
「清麿…好きだ……大好きなのだ…」
「うん…」
掠れた言葉に優しい肯定が返ってくる。答えてくれることが何よりも嬉しかった。
けれど
「んっ……もう、ガッシュ…やめろ」
ほら、また
「どうしてなのだ?」
少し熱に浮かされながら問うと、清麿は眉を寄せた。
「どうしてって……これ以上続けたら……お前止まらないし…」
いつもの顛末を思ってか、清麿は少し頬を赤らめた。
可愛いとは思えたが、生憎今はそれに流される訳にはいかない。
「良いではないか。清麿も嫌いではなかろう?」
それは本当の事だ。
清麿はなんだかんだ言っても、最後には必ず悦んでくれる。
「だからっ…そう言う問題じゃなくて!明日も早いだろ!!」
なんだ、そういう事か。
辟易して、清麿に不満げな顔を披露した。
「それがなんなのだ。それ位どうってことないのだ」
そう言って
次に返ってきたのは
「ガぁ~ッシュ!!?」
恐ろしい般若の顔…
「テメェ前もそう言って遅刻したよなぁ!?何度も何度も!!その度俺がどんなに恥ずかしかったか…」
ゴゴゴ…と重苦しい効果を背負い、清麿は睨んでくる。
…もうこうなると、手が出せない。
「べ、別に良いであろう!?私は王だし、それに清麿だってさっきは…」
慌ててそう反論したら、清麿は赤くなった。
「だ…だからっそれは流されただけだっ!!」
「だったら流され続けて欲しいのだ!!」
それが、なぜか逆鱗に触れたらしい…
気づくと清麿は世にも恐ろしい顔をしていた…
「もういい!!そう言うなら、もうヤらないからな!!」
「っ!!!!!!
き…清麿…!!」
そんな殺生な
「清麿!!すまぬ、これからは早起きするから、それは…それだけはぁ~!!」
ああ、どうして自分の恋人は意地悪な性格なんだろう
(2006/05/19)
-----------
『今日は何した?』
それが、一番最初に書いてあるお約束の言葉。
『学校行った後、ガッシュの訓練に付き合って、いま風呂入って来た』
いつも清麿の文面は単調で、正直可愛げが無い。
「そ、そうか…じゃあ明日は何をするんだい?」
こっちは少しでも清麿との話を続けたくて、なんとか話を繋いだ。勿論、面白いように顔文字や絵記号をたくさん使って。
で、帰って来たのは
『また学校。多分明日は雨だし訓練も出来ないだろうから、家で勉強してる』
また素っ気ない、感情の見えない返信。
思わず溜息を吐いて、ソファーの背もたれに顔を埋めた。
(…やっぱり会いたいなぁ……)
とは思うけど、当然会えないのは解っていて。…大体、ここは今日本から遠すぎるし、お互いに今いる地を離れられない。
だからメールで連絡取って、この気持ちを治めているのに。
「そうかぁ…私も当分はミラノの仕事なんだ……
学校かぁ、じゃあ明日も早起きしなきゃね。
お休み。」
がっかりしながらそう打って、携帯電話を閉じた。
何だか悲しくなってきてしまったからだ。
メールでもいいから、愛しい人を感じたかった。
でも、こんな小さな機械に代弁させた機械の文字の短い手紙なんかじゃ、ちっとも満たされない。
打てば打つたび恋しくなって。
打つたびにこの距離がもどかしくなって……
「……え?」
軽快な音楽がふっと耳元で聞こえて、急いで顔をあげた。
そこには、メールが来たことを知らせる光の点滅。
急いで確認すると、そこには
『いつか、あいたいな』
―可愛げもない平仮名だけの文字。
だけど、きっとこれは清麿なりの精一杯の…
慌てて、返信した
「私も会いたいよ、会って、清麿を抱きしめたい」
『……バカ』
どうしてか、今はその一言だけで、清麿がどんな表情をしているか解って。
「ああ。私は清麿の事にはバカになるからねv」
そう打って、返事を待つ。
意外と早く、清麿は答えてくれた。
『…お前恥ずかしい。…もう寝る。』
もう終わりか
そう思った時、まだ続きがある事に気づいた。画面をスクロールさせると
『……ありがとう
…お休みなさい』
メールじゃ満たされない。
それは間違いだったようだ。
そう思うと、ふっと笑って、そのメールにキスをした。
(2006/05/20)
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